鬼ザラ糖 誕生の地
薬種問屋の街 日本橋から
東京・日本橋本町は、江戸時代から薬種問屋の町として知られ、現在も多くの製薬会社が社屋を構え、医薬の祖神とされる大穴牟遅神(いわゆる大黒様)や少名毘古那神といった薬祖神を祀る神社や社殿も数多く見られます。古来、身体を養う貴重な「薬種」のひとつとして役立てられてきた砂糖とも所縁の深い土地です。
明治13年、初代・岡常吉が当地で砂糖卸売業を開業しました。
鬼ザラ糖は、その後の歩みの中で生まれ、今日まで受け継がれています。
名称の由来とロゴマーク
美味しさを護る
鬼ザラ糖の化身
鬼ザラ糖のロゴマークは、鬼瓦をモチーフにしています。
「鬼」とは、強く、大きく、恐ろしく、得体の知れない存在を意味しますが、鬼瓦はその力を「人や家を護る祈り」に転じる古来の習慣から生まれました。
現在のロゴマークは、2017年に一新されたものです。新たな世界への広がりと心機一転の意味を重ね、実際に鬼瓦をゼロから制作するところから始めました。素材の美味しさ、風味を護るという鬼ザラ糖の強みを表現するため、意匠には「真に美味しさを護る素材である」という想いを込め、鬼板師と何度も話し合いを重ねて完成させました。
この鬼瓦は、「おいしさ引き出す おいしさ護る」鬼ザラ糖の化身であり、その銘を「双目糖鬼」といいます。
さらに、鬼瓦「双目糖鬼」を平面のロゴマークに落とし込むにあたり、線描きでは力強さを表現できないため、双目糖鬼の正面模写に版画的に陰影を付け、部分的に陰影を反転させた手書きのデザインとしました。このロゴマークは、鬼ザラ糖のパッケージに使用され、美味しさの守り手としての刻印となっています。
鬼瓦「双目糖鬼(ざらめとうき)」が
出来るまで

鬼ザラ糖の化身「双目糖鬼」の鬼瓦実物(「阿吽のあ」)は、岡常日本橋本町本社ビル1階に北東を向いて展示しております。この鬼瓦は、高さ75cm、横64cm、厚み12cm。一枚物としては日本最大クラスです。

1. 双目糖鬼の設計図
額中央の砂糖結晶を中心に古来から伝わる東西南北の護りの証、玄武、青龍、朱雀、白虎の四神が四方を囲んでいるデザインとなっています。

2. 鬼板師(おにいたし)による形成
鬼瓦は、専門職人である「鬼板師」が手がけることを伝統としており、双目糖鬼は瓦の名産地、兵庫県淡路島の鬼板師 鬼忠(おにちゅう)様に依頼。「美味しさを護る鬼の意味として鬼瓦のデザイン」として何度も話し合いつつ淡路瓦にて焼き上げていただきました。

3. 祓の儀式
形成が完了し乾燥を行った後、神官による祓の儀式を経て焼成に入ります。

4. 焼成直後
焼成直後の双目糖鬼です。表面にススがついた状態。これを払うといぶし銀の光沢が生まれ変わります。


完成
焼き上がった鬼瓦「双目糖鬼」は独特の輝きを放ち続けます。
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